NHKでは、「リオデジャネイロ五輪」テニス男子シングルス準決勝・錦織圭VSマリー戦を生中継していたが、SMAPの解散が報じられると、ニュース速報を流した。
「リオ五輪」は8月5日に開幕し、SMAPの解散が発表される前日は8月13日。大会9日目だった日本は、メダルを続々と獲得。金メダルを獲得した選手は、競泳の萩野公介選手(男子・400m個人メドレー)、体操男子団体、体操の内村航平選手(個人総合)、柔道のベイカー茉秋選手(男子90キロ級)、柔道の田知本遥選手(女子70キロ級)など。また、卓球の水谷隼選手は、男子シングルスで銅メダルを獲得し、日本卓球史上初の快挙を達成。カヌーの羽根田卓也選手も銅メダルを獲得し、日本人初としてだけでなくアジア人初のメダル獲得となり、大きな話題を呼んだ。さらに、男子柔道では、1964年の「東京五輪」以来、52年ぶりとなる全階級でのメダル獲得を達成。
とにかく、連日日本人選手の活躍に湧いていた日本。「祝福ムード」は日本中に広まっていた。その矢先、突如として舞い込んできた国民的アイドルグループ・SMAPの解散発表だった。
解散が発表されると、テレビや新聞、ネットニュースも「リオ五輪」関連のニュースだけでなく、当然SMAPの解散を取り上げ、報道した。SMAPの解散を報じる際には、「残念なニュース」として扱い、やや雰囲気も暗くなってしまった。実際にネット上でも「この時期はない」「選手たちに水を差した」「五輪閉幕までに解散発表は止められなかったのか」「空気読めよ」などと批判する声が上がっている。
「事務所側としては、『リオ五輪』開催中に発表することで、少しでもマイナスな印象を掻き消したかった思惑が強い。実際にSMAP解散のニュースは、確かに各メディアで報じられていますが、量を比較すると、1月の『解散&分裂』騒動の時の方が、明らかに多かった。広告や放送業界などの方面から、『なぜ、リオ五輪開催中に?』という疑問の声が上がっている。また、『リオ五輪』の影響で『SMAP解散』関連のニュースになかなか時間を割けないだけに、『リオ五輪』後に、テレビ局が話題を蒸し返す可能性もありますね」(芸能記者)
14日から数日経った今もなお、話題沸騰となっている「SMAPの解散」だが、「リオ五輪」終了後には、さらに情報が錯綜するかもしれない。
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