同日、SMAPが年末に解散するという衝撃ニュースが流れた。スポーツ紙記者は「キスマイは当時SMAPを担当していたマネジャー飯島女史の管轄でデビュー。その後はSMAPのバーターで活動し始め、ブレークしたんです」と語る。
キスマイは、フロントメンバー3人(北山、玉森、藤ヶ谷)と残り4人(宮田、横尾、千賀、二階堂)で構成するスタイルで売り出し、2011年にデビューした。「衣装もフロントメンバーが華やかだったり、3人しか歌わず、4人はダンスのみ的な感じです」と同記者。
そんななか、2013年10月、キスマイのレギュラー番組「キスマイBUSAIKU!?」にゲスト出演した中居正広が、キスマイでは「フロントメンバーの3人に比べて、後列の4人が注目されないのではないか」として、4人だけで歌を出すことをその場で提案し、中居がプロデュースすることになった。
4人のグループ名は「舞祭組(ぶさいく)」。3枚のCDをリリース。そのかいもあってか舞祭組メンバーは人気者となりフロントメンバーよりも目立つようにもなった。
そのキスマイの最終公演でのこと。メンバーの北山がソロのMCで「みんな舞祭組好きだよね。そろそろ新しい曲も聞きたいよね。スルメさんどうしてるかな」と話した。前出記者は「このSMAPでお通夜状態の中で、スルメさんの話をしてくれた北山さんはすごいと評判です。後々、偉い人から怒られるかもしれないのに、スルメさんの話をしてくれた北山さんに、ファンは号泣してました」と言う。
ちなみに「スルメさん」とはキスマイファンの間では有名だが、「舞祭組特別会員ファンクラブ会員」という設定で、中居が扮しているキャラクターのことだ。