出演芸人の中で、注目すべき芸人は5組。
まずは、ピン芸人のGたかし。得意のアントニオ猪木のモノマネで、もしも猪木が「笑っていいとも!」の司会を務めたらというフリップ芸を披露。テレフォンショッキングには藤波辰爾が登場し、藤波の紹介でさらに長州力が登場。滑舌の悪い2人が結局何を言っているのか全く分からないというネタで、男性客はバカウケしていた。
次は長瀬朋彦と石渡一隆がコンビを組む閃光花火。漫才では「ノリツッコミを最近開発した!」と宣言する石渡に、長瀬が「隣のハゲが石渡です」と紹介すると、「俺が禿げてるって!? そんなワケ…あっ!! どうも平成の落ち武者です! バカヤロー!」と軽快にノリツッコミを披露。「ごめんあそばせぇ!!」との決め台詞もハマり、観客を沸かせた。
3組目は口笛なるおとふぢわらがコンビを組むわらふぢなるお。ライブでは不動産屋のコントを披露。なるおが、ふぢわら扮する不動産屋さんに4LDKの物件を探してほしいと依頼するが、ふじわらは(4LDKの発音で)「ジョンFケネディ」という物件を紹介。このボケに会場は大爆笑。終止、笑いの絶えないコントとなった。
4組目は、女ピン芸人のたかまつなな。2013年、日本テレビの「日本一テレビ・ワラチャン! U-20お笑い日本一決定戦」で優勝した、女ピン芸人のホープ。フェリス女学院中学校・高等学校卒業の超お嬢様で、お嬢様言葉を紹介するフリップ芸がウリ。庶民の言葉の「あいつキモくね!?」という言葉を、「まるでエスカルゴのようですわ!」などとお嬢様言葉に変換するネタで、笑いを誘った。
そして5組目は、ツッコミのセイワ太一とボケの山本しろうがコンビを組むエルシャラカーニ。2011年と2012年の「THE MANZAI」では決勝進出を果たし、2013年の「THE MANZAI」では認定漫才師にも選出されたコンビ。山本のパニックボケが魅力的で、トリッキーな掛け合いの漫才が人気。この日のライブでも山本のパニックボケは健在で、アーティストとアイドルの違いなど、区別が付かない山本はパニックを連発し、笑いの手数で圧倒した。
他にもお侍ちゃんやゴー☆ジャス、ハニートラップなど強烈なキャラが揃っており、見所のあるライブだった。