我が家が所属するワタナベエンターテインメントは、3人組のトリオに強いお笑い事務所として知られる。ベテランのネプチューンを始め、若手でも『キングオブコント2018』(TBS系)で優勝を果たしたハナコや、若くしてオーディションに合格し、『オールナイトニッポンZERO』(ニッポン放送系)のレギュラーも務めた四千頭身が台頭してきている。我が家のポジションは、ネプチューンと若手組の間に位置すると言えるが、なぜナベプロのトリオの中で、我が家だけが成功しなかったのだろうか。
「我が家は2003年結成。『エンタの神様』(日本テレビ系)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)を始めとする2000年代のネタ番組ブームに乗っかり、ブレークを果たしました。下ネタコントも話題となりましたね。ただ、ブーム終了に伴い、次のステップを模索できなかったのは確かでしょう」(業界関係者)
ネタで売れたナベプロの芸人は、その後の道として、中山秀征、恵俊彰、ネプチューンの名倉潤などMCを模索する人間も多い。我が家の場合は、それはなかったのだろうか。
「我が家のリーダーである坪倉は、イケメンな容姿からもわかる通り、もともとは俳優として活動していた人物です。現在は、多くのドラマ、映画に俳優として出演しており、そちらの活動がメインとなっています。我が家が獲得したレギュラーはすべて短期間で終了しており、これには杉山の酒癖の問題も絡んでいると言われています。坪倉としては、我が家としてMCやバラエティの仕事を模索する志向がないのでしょう」(前出・同)
ネタ番組ブームに乗って売れたのはいいものの、その後の新展開の模索がうまくいかず、杉山の酒癖もあいまって停滞中というのが、我が家の置かれた現状と言えるかもしれない。