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函館記念(JpnIII 函館芝2000m 27日) 本紙・長田はピサノパテック中心

 眠っていた素質がいよいよ開花。ピサノパテックを狙い撃つ。
 父サンデーサイレンス、近親には3冠牝馬スティルインラブがいる良血馬が、6歳になって精神面で成長し、モタれ癖が解消。安定して力を発揮できるようになった。前走の巴賞でも前半掛かりながら、直線しぶとく粘ってクビ差3着。目下の充実ぶりを存分に見せつけている。

 ホワイト騎手も今度は2度目の騎乗で愛馬の癖は手の内に入れたはず。ハンデは1kg減の55kg。過去10年で巴賞をステップにした連対馬10頭のうち、8頭が斤量の減った馬だったという心強いデータもある。中間も好気配を見せており、待望の重賞制覇が濃厚だ。
 相手は函館巧者のフィールドベアーと、長期休養明けの前走が好内容だったトウショウシロッコ。

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