前走のギャラクシーSは久々の実戦でしたが、4着と好走。中団の内を追走し、直線で外に出してからは上々の伸び。休養明けで馬体が成長していたことを加味しても12kg増と太めでしたし、次走に期待がもてる内容でした。また、ベストは1200mですから1F長い舞台で見せ場をつくったことも評価できます。
昨年のこのレースは後方でじっくり脚をため、4角では12番手。この位置からではちょっと届かないと思われましたが、直線では馬群を割り、まとめて一気に前を捕らえました。54kgの軽ハンデとはいえ、なかなかできる芸当ではありません。3歳時には条件戦ながら、上がり3F34秒8の究極の末脚を駆使して差し切り勝ち。この強烈な決め手は天賦の才ともいえるでしょう。
今回は56kgですが、57kgでも勝ち星がありますし、大型馬で十分に力をつけているのでハンデに神経質になることはないでしょう。
ここまで16戦6勝、2着5回で掲示板を外したのはわずか2回。その2回は初の1400mだった昇級戦と芝のGI・高松宮記念だけです。中山は2戦2勝と得意のコース。使われて馬体も締まってきたし、動きも軽快。極上の切れ味で一気に決めます!