アナウンス部次長という輝かしい役職を離れ、50歳にしてフリーとなった安東アナに対し、サンドウィッチマン、千鳥、三四郎ら『イッテンモノ』のレギュラー出演者は、「なぜTBS退社したのか?」との忌憚のない質問をぶつけたところ、安東アナは「一言で言うなら敵前逃亡」「脱走みたいなもの」と答えた。
実は、安東アナは43歳時にアナウンス部次長に昇進した際に、アナウンサー業務と並行しアナウンス部に所属するアナウンサー達のマネージャーに就任。
その業務は多忙を極めたようで、安東アナはひとりで新人アナウンサー達のスケジュールを管理しメイクや衣装の相談なども行い、一時期は13人ものアナウンサーの面倒を見ていたという。その業務は想像以上にハードであったようで、安東アナは7年間、アナウンサー業とマネージャー業務を担当し「このままじゃ死んじゃう」と判断し、2017年11月頃にTBSを退社する決意を固めたという。安東アナいわく「自分は危機回避で生きてきた人生」「命の危機を感じて辞めた」と述懐している。
安東アナは大学時代は弓道、TBS入社後もスキーなどのスポーツを多く経験してきた「体力系アナ」の一人だったが、プレイングマネージャーはやはり想像以上に厳しかったようである。
もともとTBSはアナウンサーを酷使する「ブラック企業」のイメージが近年は根強く、特に最近では妊娠中でも多数のレギュラー番組を抱え、結果的に生放送(『サンデー・ジャポン』)の放送中に倒れることになった吉田明世アナなど、TBSはボロボロになるまでアナウンサーを使い倒す傾向があるという。
安東アナもそのようなTBSの荒っぽい人材の使い方に嫌気が差してTBSを退社したのは、今回の『イッテンモノ』を観れば火を見るより明らかであり、今後、安東アナは多くの民放局で「TBSへの恨み節」を多数披露していくことになりそうだ。
やりすぎて業界から干されないよう気をつけて欲しいところだが…。