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フィリーズレビュー(JpnII、阪神芝1400メートル、15日) 大当たり記者・長田はスペシャルクインに攻めの◎

 あす15日(日)は、桜花賞の最終切符をめぐり、阪神競馬場で「第43回フィリーズレビュー」(JpnII、芝1400メートル)が行われる。ブエナビスタでどうしようもない様相だった先のチューリップ賞とは異なり、メンバーは多士済々。先週のオーシャンS的中(3連単12万2800円)など、2月から好調モードに突入している長田記者は、ダークホースのスペシャルクインを本命に指名した。トレセンでの入念な取材によって導き出されたその根拠とは。

 例年、桜の女王候補が集結するチューリップ賞に比べ、メンバーが手薄になりがちなこのTR。それを証明するかのように、過去2年連続でダート500万を勝ち上がった馬が連対を果たしている。今年も阪神JFの1、2着馬のみならず重賞ウイナーさえ不在の、GIIとは名ばかりの顔ぶれがそろった。
 2度あることは3度ある。ダートで目下2連勝中と勢いのあるスペシャルクインの一発大駆けに期待した。

 芝への対応がカギになるが、デビュー2戦は芝で(2)(6)着と差のない競馬。勝ち切ることはできなかったものの、レースでは軽快なスピードを披露していた。
 加えて、前走の500万(1着)に騎乗した福永騎手は「時計が速かったし、芝でも走ってくれそう」と一介のダート馬ではないことを示唆。目野調教師も「手先が軽い馬だから、(デビュー前は)ダートはどうかなと思っていたぐらい。芝も十分こなせるよ」と言い切っており、ダート戦同様に能力を発揮できるとみていい。
 実力のほどは大楽勝だった前2走で実証済み。とくに前走は「抜け出してから遊んでいたように、まだ余力があった」(福永騎手)にもかかわらず、まったく危なげのない圧勝劇。ダ1200メートルの勝ち時計1分12秒0も、翌日の古馬1000万と同タイムという破格のものだった。

 連闘になるが、中間はダメージもなく順調そのもの。折り合いがつくタイプで、父が春の天皇賞馬スペシャルウィークという血統から1F延長は歓迎。時計のかかる今の阪神もピッタリと、大波乱を演出する条件はそろいにそろっている。

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