☆中山11R「ダービー卿チャレンジトロフィー」(芝1600メートル)
単勝1番人気の優勝は過去10年間で1頭のみ。波乱含みのハンデ戦を象徴するレースであり、今回も一筋縄ではいかない。優勝候補は五指に余るその中で、素質馬のダイワマッジョーレに期待する。
まだ重賞タイトルが無いのは意外だが、実力は優に重賞レベル。その証拠に、3走前の金鯱賞はオーシャンブルー(有馬記念2着)のレコード2着、そして、前走の東京新聞杯もクラレントの2着。上がり3F32秒7とメンバー最速の差し脚を発揮するも1/2馬身差届かなかったが、ガルボ(昨年のダービー卿CT優勝馬)他、今回のメンバーには最先着を果たしているのだ。もちろん、目標レースだけに仕上げに抜かりはない。新馬勝ちしているように仕上がりの速いタイプで久々は心配無用。さらに、恵ハンデ56キロに加えて3枠5番と、理想的な枠順を引き当てて勝利の女神を大きく引き寄せた。優勝請負人の蛯名騎手と人馬一体になり、今度こそ栄冠を手にする。
◎5ダイワマッジョーレ
○10ダイワファルコン
▲7ホーカーテンペスト
△1ガルボ、9リアルインパクト
☆中山10R「伏竜ステークス」(ダ1800メートル)
名うてのダート巧者が一堂に会したが、優勝の最短距離に立つのはセンスの良さが光るコパノリッキー。
未勝利→500万条件を0秒8差、0秒9差突き放す次元の違う強さで連勝したのは真骨頂。3連勝を目指した前走のヒヤシンスSは惜しくも3着に終わったが、速い流れを3番手に付け前に行って残ったのはこの馬だけ。まさに負けて強しだ。前走から距離が200メートル延びるのと、舞台が小回りの中山コースに替わったのは願ったり叶ったりでチャンスは大きく広がった。
◎14コパノリッキー
○12ソロル
▲9サトノプリンシパル
△2インカンテーション、4サトノイクシード
☆中山9R「春風ステークス」(ダ1200メートル)
腐っても鯛とは、重賞ウィナーのノーザンリバー(アーリントンC)のこと。骨折(約1年10か月休養)で戦線離脱している間に条件に降級したが、実力上位なのは明らか。復帰戦の前走、なにわSは6着に終わっているが着差は0秒3だから巻き返しは十分可能だろう。1度使ってすべての面で上積みは大きいし、今度こそ本領発揮は間違いない。差し切りが決まる。
◎1ノーザンリバー
○9スズカジョンブル
▲15ダンシングマオ
△5トーセンナスクラ、6ワンダースピンドル
☆阪神11R「大阪杯」(芝2000メートル)
王者オルフェーヴルがここから始動する。この馬の実績と実力は今更説明するまでもないが念のため列記する。皐月賞、ダービー、菊花賞の3冠に加えて、有馬記念、宝塚記念を含むGI5勝はここでは抜きん出た存在。確かに、これほどの馬でも絶対はない。記憶に鮮明なのは、向こう正面で逸走し2着に敗れた昨年の阪神大賞典。そして、楽勝と思われた凱旋門賞もゴール前で内にささる悪癖を出して痛恨の2着と前科がある。だからといって、また悪癖を出すと決めつけ軽視するのは短兵急過ぎるだろう。普通に走ってくれば勝てる、これが結論だ。
◎5オルフェーヴル
○7エイシンフラッシュ
▲4ダークシャドウ
△3ショウナンマイティ、14ヴィルシーナ
☆阪神10R「マーガレットS」(芝1400メートル)
デキの良さが目立つローガンサファイアが面白い。メンバー最速の差し脚を爆発させ快勝した前走の決め手は、まさに男勝り。オープンでも十分通用する。休養前は桜花賞トライアルを快勝したクロフネサプライズと好勝負(りんどう賞2着)した実績もあり、牡馬より2、3キロ軽い54キロならチャンスは十分ある。
◎12ローガンサファイア
○13エールブリーズ
▲16プレイズエターナル
△3ワキノブレイブ、10ノーブルコロネット
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。