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本当にあった怖い彼氏〜逆らえなかった彼の撮影癖〜

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画像はイメージです。

神田真美(仮名・26歳 フリーター)

 2年前まで、私はある業界で働いていたのですが、当時、その世界でかなり力を持つ男性と交際していました。今思えば、相手のことが好きだったというよりも、一緒にいれば仕事が貰えるので付き合っていたという感じです。そんな関係性なので、相手の命令には絶対に逆らうことができない状態でした。また、束縛も強く、友達と遊んでいて彼の家に行くのが少し遅くなってしまっただけで、軽く暴力を振るわれたこともあります。

 でも、一番嫌だったのが、一緒にお酒を飲む時ですね。彼はとにかく大量のお酒を飲ませてくるのです。私は強いわけではないので、しばらくすると気持ちが悪くなり、トイレに駆け込むこともありました。そして、嘔吐していると、彼が突然、ドアを開けて「大丈夫?」と背中をさすって声をかけてきたのです。最初は気遣ってくれているんだなと思ったのですが、少し楽になって顔を上げると、なぜかスマホをこちらに向けて撮影していました。

 彼はその時「記念に撮っておきたい」と、意味不明なことを言っていました。それからというもの、私が嘔吐するたびに、彼は当たり前のようにカメラを回してきましたね。でも、彼には逆らえないため、嫌とは言えませんでした。後でわかったのですが、飲み会に参加していた女性で、私と同じように嘔吐する光景を撮られている子は何人もいたようです。

 そんなある日、彼の家で撮影した嘔吐のコレクションを見せられた時がありました。そして彼から「女性が苦しそうにしている表情や声が好き」といったことを熱弁されたのですが、その瞬間、さすがに耐えられなくなりました。その後、彼と連絡を立ち切ることで仕事も失い、今ではアルバイト生活になりましたが、後悔はしていません。

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