小比類巻は、右足首じん帯損傷および重度のねん挫で全治1カ月の負傷により世界大会を欠場することが決定。この日は谷川貞治EPが「2月の日本代表決定トーナメントでじん帯を痛め、さらに練習で重度のねん挫になった」と説明した。
7日に行われた公開練習でも「秘策だから」と得意の蹴りを封印していたが、実はすでにパンチしか出せない状態だったという。ワールドGPを制覇して、大みそかに引退するライバル魔裟斗とのラストマッチを目指していただけに、ミスターストイックは必要以上に自分を追い込んでしまったようだ。
無念の欠場となった小比類巻だが、今年のワールドGPが終わったわけではない。谷川EPは「本戦に出る資格はある」とし、7・13日本武道館のベスト8大会のリザーブファイトに出場、もしくは敗者復活戦の開催など、何らかの救済措置を取る意向を示した。