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新日本プロレス 永田 G1奪取へおバカトレ敢行

 ミスターIWGPが“おバカキャラ”と化している。新日本プロレスの永田裕志が7月31日、東京・新宿のスポーツ会館でフラフープを用いた奇怪な練習を公開。「G1クライマックス2009」に向け、柄にもない“キモ〜い”特訓を敢行した。

 G1はレスラーとしての技量はおろか、真夏の連戦に耐えうる強靭なスタミナが必要とされるが、この日の永田の特訓は目を疑いたくなるもの。
 41歳のオヤジが腰をクネクネさせてフラフープをまわす、実に異様な光景。決して罰ゲームでもなんでもない。実はコレ、フラフープの動きを応用したエクセサイズ「フープブーン」というもの。初体験の永田は「G1にはノアの杉浦君のように初めて闘う選手もいる。こういう日ごろやらない運動をやればカラダに刺激になるし、とっさのことに免疫がつく」と初対決への対策になるという。

 思えば昨年のG1前もほかの選手とはちょっと毛色の違う「エアロビ特訓」を行い、真壁刀義や矢野通などヒール戦士から「エアロビやってるバカ」「気持ち悪い」などと批判の的になった。年頃の女性が好むような異色なトレーニングに果敢にチャレンジするのは、永田いわく「口の悪い連中にエサをまいているだけで、こういうことをすれば、まんまと彼らは食いついてきて、オレの手のひらで踊らされる」。
 あえてツッコミどころ満載の珍妙なトレーニングを行い、おバカなキャラクターに徹しているというのだが、肝心なのは優勝できるか否か。この特訓で2002年以来の栄冠を手にすることができるのかは疑問が残るところだが、フラフープで鍛えた対応能力がG1本番で発揮される場面はあるのか、楽しみだ。
 G1奪取への敵は身内以外にもTAJIRI、杉浦などの伏兵がいるだけに永田の新トレがどう生きるかみものだ。

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