かつて視聴率も平均で20%近くあった『行列の出来る法律相談所』も最近は低下の一途。同じ時間帯の裏番組に『JIN-仁-完結編』『マルモのおきて』と人気番組が揃ってしまったことも理由にあるのだろうが、一説には「紳助の芸風が飽きられている」という話もある。『ヘキサゴン』や『行列〜』での紳助のウリは『出演者をイジりたおす』こと。「どちらも当初はその芸風が人気を呼んだが、島田紳助さんが司会をする番組のほとんどでその流れになってしまうと、さすがに視聴者も飽きてきてしまう」とは、業界関係者の弁だ。
他にも、島田紳助には昔から“暗い”噂が付きまとっている。「日経エンタテイメント!」誌8月号の『嫌いな芸人』ランキングで1位に付けてしまったのも、それが原因なのだろうか。
「島田紳助さんは、自分で何でもやってしまうんです。手がけていることのPRも自分でやってしまう。だから後輩芸人が紳助さんを評する機会が無くなってしまい、必然的に自己アピールばかりになって、芸風とも相まって視聴者にマイナスのイメージを持たれるようになってしまったのでは?」(前出の業界関係者)
しかし、本人はそういった評価などどこ吹く風のようだ。「今は司会業よりも後輩芸人や若手を育てる事に興味が移っているようです。将来的にはプロデューサーとして、若手を売り出すような裏方に完全にシフトしていきたいと思っているのかもしれません」との声もある。
『THE MANZAI 2011』も始まる今、島田紳助はどの方向を向いて走っていくのだろうか?