日本武道館でのコンサートは、米米CLUBでは93年の「SHARISHARISM ACE -THE 8TH OF ACE-」で8日間開催されるなど、とても縁が深い会場であるが、石井竜也ソロでのコンサートは初めてとなる。
30周年記念ということもあり、ソロデビュー曲である「WHITE MOON IN THE BLUE SKY」や、最新シングル「飛 ~JUMP~翔」はもちろんのこと、米米CLUBの人気楽曲「君がいるだけで」「浪漫飛行」、1985年10月21日のデビュー曲「I・CAN・BE」も披露。石井竜也ソロ名義でのコンサートとはいえ、米米CLUBの楽曲を交えた新旧色とりどりな、30年を紡いでいくようなセットリストには、集まった8,000人のファンも、終始絶叫を上げるほどの盛り上がりを見せた。
ライブの後半、ゲストでHOME MADE家族のMICROや、米米CLUBのメンバーのSUE CREAM SUEのMINAKOも登場するなど、アニバーサリーコンサートに華を添えた。石井竜也ソロ名義でのシングル31枚リリース。アルバム21枚。米米CLUBではシングル36枚、アルバム16枚をリリース。その30年に渡る音楽活動の軌跡の中から、石井自身が厳選して選曲した全33曲を、約3時間のステージで歌い切った。
コンサートの終盤のMCで石井は、「30年間、歌わせていただいてありがとうございます。(中略)石井竜也、どこまで歌えるか分からないけど、死ぬまで歌ってみせましょう!」と、今までの感謝と今後の決意を、集まった8,000人のファンと、wowowの生中継を視聴する全国のファン達にメッセージを届けた。
また、米米CLUBのオリジナルアルバム全16作品が、時を経てリマスタリングされ、Blu-Spec2という高音質CDがリリースされ、初の全曲ハイレゾ配信とiTunesでは高音質配信をスタート。CDパッケージには、その当時を振り返るような、再編集されたライブ映像を収録したDVDが付属される完全生産限定盤としてのリリース。人気楽曲、「浪漫飛行」が収録された『KOMEGUNY』、「君がいるだけで」が収録された『Octave』など、高音質で再発売された。