◎アーネストリー
○ヒルノダムール
▲ロジユニヴァース
△アクシオン
△ジャミール
今秋のG1戦線を占う上で見逃せない一戦。秋の“飛躍”の期待を込めてアーネストリーを本命に推す。正攻法で3着に好走した宝塚記念の内容は地力強化の証であり、このメンバーに入っても見劣りはしない。得意とする2000メートル戦でもあり、ここを勝って秋の主役に躍り出る。相手には、3歳馬ヒルノダムールを。ダービーでの9着は案外だったが、瞬発力勝負の中、自身も上がり3F33秒3の脚を使っての結果であり、単純に“位置取りの差”が出ただけ。悲観するような内容ではない。世代上位の力量は疑う余地はなく、他と3キロ差なら逆転もあり得る。後入れの偶数枠もプラス材料だろう。その他で気になるのは、復活が期待されるロジユニヴァース。昨年のダービーV以降、順調さを欠いて力を発揮できずにいるが、終わったわけではないだろう。今年の2戦が内容の伴わない6、13着…買い難い面はあるが復調すれば楽勝してもおかしくない存在。滞在競馬もプラスに作用するはずで見限るわけにはいかない。3連単の抑えは手広く考えたいところだが、目数が膨大になりそうなので、アクシオン、ジャミールまでにとどめたい。
【馬連】流し (6)軸(5)(8)(10)(15)
【3連単】2頭軸マルチ(6)(8)軸(5)(10)(15)
◆レパードS(新潟11R)
◎ミラクルレジェンド
○ミッキーバラード
▲ビッグバン
△ロンギングスター
△ソリタリーキング
ダート王ヴァーミリアンの半弟が出走しているが、今のところ“弟”ってだけで良血開花、本格化はまだまだ先だろう。同馬に象徴されるようにバリッとした牡馬が見当たらず、牝馬ミラクルレジェンドに一蹴されるのではなかろうか。前走・大井のジャパンダートダービーで勝ち馬から0秒1差4着。2着コスモファントムとは同タイムの接戦を演じた。スタートでの躓きがなければ勝っていたかもしれない。小柄で外見的な見映えはしないものの、毛艶も冴えており、春から使い込んでいる影響はなさそう。今回も力を発揮できるだろう。2走前のあおぎりSでミッキーバラード、ソリタリーキングに先着した実績も心強い。
【馬連】流し(11)軸(1)(2)(6)(8)
【3連単】フォーメーション(11)→(2)→(1)(3)(5)(9)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。