休み明けで1000万を2連勝してきましたが、前々走が3馬身1/2差、前走が5馬身差とその勝ちっぷりは圧巻。とくに前走の横手特別はスタートを決めてハナを主張すると、スピードの違いを見せての大楽勝でした。最後までビッシリ追わずして、勝ちタイムはレコードに0秒2差と迫る1分43秒5(ダ1700メートル)。重馬場で脚抜きのいいコンディションだったにしても、調子の良さがうかがえる内容でした。
ケガの功名とでもいいますか、骨折による放牧から戻ってきた今春以降は、追い切りで自己ベストのタイムをマークするなど、以前とは馬が変わってきた印象。実戦に行ってのもまれ弱さはまだ残っていますが、ハナさえ切れれば、少々ペースがきつくても驚異の粘り腰を発揮します。しかも、今回は何がなんでも逃げたい馬はいないようですし、抜けた存在もいません。キャリア10戦の4歳馬で、伸びしろは十分。再度、一人旅を決めます。