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芸能都市伝説 あのヒット曲の裏には隠されたメッセージが!?

 可愛い歌詞と振り付けでお茶の間の注目を集め、大ヒットソングとなった『マルモのおきて』(フジテレビ系列)エンディングテーマの「マル・マル・モリ・モリ!」。独特でリズミカルなサビ、歌い出しのフレーズは耳に残る非常にインパクトのある物だった。

 とは言え、一見意味の分からない「マルマルモリモリ」のフレーズ。これが、ラテン語訳すると恐ろしい内容になる!? として、インターネットを中心に噂が広まっている。

 歌詞のサビにあたる箇所をラテン語の綴りにして「malu malu mori mori」や「mar mar mori mori」でウェブ上の翻訳サイトで見てみると、前者は「死ぬ死ぬために邪悪な悪」、後者は「殉教者が死ぬこと死ぬことの殉教者」などと、実に不穏当な内容が出てきてしまうのだ。更に続く歌詞と当てていくと「邪悪な悪をみんな食べてしまう、と言うことは神様か何かか?」、「でも他の箇所では説明が付かないから死神のようになってしまう…」などの解釈や想像が容易に出来てしまう上に、ドラマでも芦田愛菜ちゃんと鈴木福君演じる双子の父親が死んでいることを下敷きにして進むストーリー展開だったため、ネットでは「実はマルモリは恐ろしい歌だった!?」という噂が急速に広がっているのだ。

 しかし、当然ながらこの歌詞に深い意味や邪推するような意味はない。ラテン語での有名な文句で、「死を忘れるな」と言う意味の「Memento mori(メメント・モリ)」という警句があるため、この言葉に引っかけて誰かが面白半分で翻訳にかけた所、実際に恐ろしい文章が出来たため話題になってしまった、と言うのが実際の所だろう。事実、「マルマルモリモリ」と対になっている「ツルツルテカテカ」も翻訳にかけてみたが、「tur」に「〜になる」という意味があった以外は、全く意味の通らない文章になってしまったからだ。

 こういった話は昔から出てきている。盆踊りの囃子詞が奇妙な言葉だからヘブライ語で訳してみる、ネイティブアメリカンの言葉と日本語は似ている、等々だ。こちらの話はトンデモ説として有名になっている話なのだが、「マル・マル・モリ・モリ!」の場合はそこそこ意味が通る不気味な訳が出てきてしまったために話題となったのだろう。確かに、ドラマの内容と符合する言葉が出て来るのは不思議ではあるが。

 ちょっと変わった文句のある歌を別の言語で訳してみると、他にも面白い文章が出て来るかも知れない?

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