キスマイは、CDデビュー当初から格差を前面に押し出したグループで、話題になるのは前列の北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太ばかりであったのに対し、「後ろの4人」と呼ばれる千賀賢永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣ら4人は、違う衣装、ソロパートがない、収録中はカメラに映る機会がない、などの不遇な扱いが多く、違った意味で話題となることが多かった。
舞祭組は、そんな4人で結成されたユニットで、中居正広プロデュースであったことも話題となった。舞祭組の活動は順調に続き、4人の知名度も上昇していった。そして2015年のキスマイのライブで、舞祭組のアルバム発売とライブが開催されることを、飛び入り参加した中居の口から告げられた。
しかし、2016年1月に発生したSMAP解散騒動の煽りを受け、舞祭組の活動は徐々に縮小。舞祭組のテレビ出演は、中居のレギュラー番組だけとなり、告知されたアルバムの発売も一向に発売されず。ジャニーズ公式サイトからもアルバム発売の告知が削除されたことで、中止になったと悲しんだファンも多かった。そして、告知から2年、ついに舞祭組のアルバム発売が決定した。また、舞祭組単独でのライブツアーが開催されることも決まった。ファンはもちろんだが、舞祭組のメンバーにとっても念願だったであろう。
アルバム発売とライブは、深夜枠へ移動となったキスマイのレギュラー番組「キスマイ超BUSAIKU!?」で告知されたため、同番組が視聴できない地域のファンは、少し遅れて知ることとなった。しかし、発表から2年、ようやく決定したということでファンも一安心といったところだろう。
ファーストアルバムの売上、そしてライブツアーの結果で、舞祭組の未来は変化する可能性もある。舞祭組の4人はこの流れを成功させることができるのだろうか?