さて、日曜日は阪神で「JCダート」が行われますが、これまでに築き上げてきた東京ダ2100メートルというデータは、まったく役をなさなくなりました。また、ここに新しい歴史の1ページが刻まれようとしています。
さて、初日の阪神は「鳴尾記念」が行われます。サクラメガワンダーが出ているものの、例年に比べると、やや手薄な顔ぶれ。
注目はトウショウシロッコ。前走のAR共和国杯で7着。やや株を下げましたが、出遅れてラスト3F33秒台の脚。ただ単に展開が向かなかっただけのこと。オールカマー3着、そして、前走のアイルランドTが2着。芝2000メートル1分58秒5でラスト3Fが33秒6。特筆ものの内容。巻き返し必至です。
一方、中山では師走競馬の呼び物「ステイヤーズS」です。距離が芝3600メートルのマラソンレース。昨年の優勝馬マキハタサイボーグが今年も参戦。阪神大賞典で4、5着のトウカイトリックにトウカイエリートも、ここでは有力です。
で、私の予想は軌道に乗ってきた3歳馬ベンチャーナイン。データからは古馬の方が圧倒的に有利ですが、今回の古馬陣はかなり手薄な状態。それなら生きのいい3歳陣に期待というわけです。休養明けの神戸新聞杯で4着。シンガリからディープスカイに0秒4差まで詰め寄った出色の内容。さらに、菊花賞ではオウケンブルースリの6着。レース中に前の馬に乗りかかるような不運なアクシデント。そんな状態でも、1番人気で5着のマイネルチャールズと半馬身差。菊花賞の内容は上々です。
加えて、今回はニシノデュー、ゴーウィズウインド、さらにナイアガラ、メジロコルセアと、長距離のレースとは思えないほど先行馬がズラリとそろいました。流れ、展開は明らかに差し、追い込み型に有利。神戸新聞杯、菊花賞で見せた強烈な末脚が、一気にさく裂するものと見ています。
相手はトウカイトリックのスタミナと実績。春の天皇賞でも見せ場は十分。叩き2走目で有力。