『ウェルかめ』で主人公の浜本波美を演じる倉科カナは22歳。元気な笑顔とバツグンのスタイルで、グラビアイドルとして人気が上昇。朝ドラ出演で一気に全国のお茶の間に知られた。カレシ役の山田勝乃新を演じる大東俊介は、昨年3月からフジテレビ系で放送中のジャンクSPORTSで、3代目サブMCとして浜田雅功(ダウンタウン)の隣に送り込まれた新鋭。関西人らしく、会話の掛け合いが上手い。今週の『ウェルかめ』はやっと付き合うことになった勝乃新が携帯電話を持ちたがらない事に腹を立てた波美。何事にも自由を尊重する彼は、「好きならどうして連絡をとりたがるんだ?」と反論し大ゲンカへ発展する。現代の必需品がかえって若者たちの恋愛を難しいものにしているのがよく分かる。
そしてNHK総合、7日にスタートした木曜8時『とめはねっ!鈴里高校書道部』は、河合克敏による書道を題材とした漫画が原作。この漫画は中高生にも大変人気があるらしい。記者はよく知らないのだが、7日のドラマを見た娘によると、意外に漫画のイメージにあっているとのこと。望月結希役の朝倉あき、大江縁役の池松壮亮のやたらと若いメンバーや、山本陽子、高橋英樹の大御所の間に隠れて、久々に葉月里緒奈が母役で出演。すっかり落ち着いた彼女に、時代の流れを感じる。
最後は成海璃子主演の土曜ドラマ。『咲くやこの花』。『オトコマエ!2』の後に始まった夜7時半から30分のドラマ。いつも少々早熟ぎみだった成海璃子だが、やっと等身大の元気な少女を演じてくれるようだ。サブタイトルは、「青春真っ盛り!百人一首かるた娘が江戸の町を駆け上がる!」。『とめはねっ!』が書道なら、こちらは百人一首のかるたとりのお話。正月らしくていい。