今シーズン80試合に出場し、打率.259、9本塁打、得点率.371を記録し、ソフトバンクの日本一にも貢献した福田は、Cランク(推定)とあって、6球団が交渉に乗り出したとされている。今オフにFA宣言した選手の中では、“売れっ子”選手をロッテが射止めたことになる。福田は神奈川県横浜市出身なだけに、在京球団というのも大きかったのだろう。
背番号は、今シーズンまでキャプテンや選手会長としてチームを引っ張って来た鈴木大地内野手が、東北楽天ゴールデンイーグルスにFAで移籍したことに伴い空き番となった「7」に決定した。早速、背番号「7」の背番号が入ったロッテのユニフォームに袖を通した福田は「これまでチームを代表する偉大な選手たちが付けていた番号をいただき、光栄です。この番号に見合う選手になれるように精一杯、頑張りたいと思います」とコメント。
ロッテファンからは複雑な心境を表す声も見受けられたが、福田は2007年のプロ入りから、2014年を除いてずっと背番号「37」を背負ってきただけに、今回は心機一転、背番号「7」という西岡剛や鈴木大地が価値を高め続けてきた新たな背番号を背負うことで、ロッテの救世主として、井口資仁監督を胴上げに導く思いだ。
ロッテ内野手のキャプテンのイメージがあった背番号「7」のイメージを福田が変えられた時、今回のFAは成功と言える。
(どら増田)