●忍者ハットリくん
1986年に発売された本作は、藤子・F・不二雄原作のキャラゲーなかでも異例のヒットを記録している。シンプルな横スクロールアクションだが、やりこみ要素が当時としては非常に高く、ボーナスステージで鉄アレイをかわしながら、いかに多くのちくわを取るかで当時の子供たちは争った。ネットでは「全クリアして2周目からがクソ難しい」、「どっかで手裏剣投げると高橋名人の顔が出てきた気がする」などの意見があった。
●キャプテン翼
1988年に発売された第一作目『キャプテン翼』のゲームは、よくあるサッカーゲーム形式ではなく、RPGのようなコマンド入力式のゲームとして発売。これが逆に原作の世界観にハマっており、必殺シュートを打つ時のカットインが格好いいと話題になった。ちなみに、この作品では必殺技を出すときに、「ガッツ」というMP(マジックポイント)ようなものが必要で、それを使い果たすと表示される「ガッツが足りない」は今でもネットでネタとして使用されことが多い。
●テニスの王子様 最強チームを結成せよ
2004年に発売された『テニスの王子様』のゲーム作品で、プレイヤーは50名以上のキャラクターの中からチームリーダーを1人選び操作。原作の学校の枠を超えチームを結成。大会で優勝するのが最終目的となる。「発売時期までに登場していたキャラがほぼ出ていたし、ボイスパターンも多い」、「原作のトンデモテニスっぷりが良く再現されている」などの意見があった。
●SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産
1991年、SDガンダム人気が絶頂の時に発売されたのが本作で、かなりの難易度があり、当時、ドラクエやFFで理不尽な難易度設定に慣れたRPGゲーマーのM心を刺激。キャラゲームなのに、ゲームとしておもしろいと話題になった。ネットにも「ドラクエもどきのシステムだけど面白かった」などの意見が多い。
●ワンピース海賊無双2
コーエーテクモの人気ゲーム、無双シリーズのシステムを利用し、2013年3月に発売された第2弾。戦闘システムも大幅に強化され使用キャラクターも追加。オリジナルストーリーも楽しめるなどで好評となった。
●ジョジョの奇妙な冒険(3部対戦型格闘ゲーム)
マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第三部スターダストクルセイダースを原作とした対戦獲得ゲームで、アケード版は1998年の12月から可動。1999年10月にはプレイステーションに移植され話題となった。「コマンドが面倒なことを除けばかなりいいゲーム」、「DIO(3部の敵のボス)の声というと他の作品が出てもあの声が一番いいと思う」などの意見があった。
最近はソーシャルゲームやブラウザゲームの充実などにより、ゲーム機で発売することも少なくなりつつあるが、先月末には、『ジョジョの奇妙な冒険』を題材としたキャラゲー、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』が発売。全シリーズののキャラクターが多数登場するということで話題となり、今年度最高の初動売上を記録するなど話題は尽きない。(斎藤雅道)