荒武者が金字塔を打ち立てた。決勝進出がかかる公式リーグ最終戦に臨んだこの日、7・8後楽園ホール大会で敗れている永田裕志と激突。因縁の相手に雪崩式エクスプロイダー、サンダーデスドライバーで畳みかけられたが、最後はジャーマン2連発から昇天で逆転勝ち。リベンジとともに決勝に駒を進めた。
決勝戦は真壁刀義のラフ殺法に苦戦を強いられた。序盤から場外乱闘でイス攻撃やフェースクラッシャーを食らって大流血。さらにはチェーンラリアートで追い込まれたが、フライングニールキックで撃墜すると、キングコングニーも交わしてチャンス到来。最後は昇天・改でG1の頂に立つ3カウントを聞いた。
G1制覇とともに31日のIWGPヘビー級選手権試合の挑戦権を獲得。リングサイドの王者・武藤に「新日本を潰すとか言ってるけどふざけるな。オレがきっちり取り返してやる」と至宝奪還アピールした。
中邑や棚橋と同じ新三銃士世代の後藤が成し遂げた今年のG1初出場初優勝。また1人ニュースターが誕生したことでセルリアンブルーのマットに新たな時代が到来した。