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【DeNA】“マルハ” IS BACK! 再び横浜に帰って来るインパクト

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山崎康晃

 ベイスターズは「70th ANNIVERSARY PROJECT」のスポンサーとして、マルハニチロが就任すると発表した。1949年から2002年にTBSへ譲渡するまでの53年間球団経営をしてきた、ファンには馴染み深いあの「マルハ」がDeNAとタッグを組むこととなった。

 スポンサードされる内容も様々で、大洋ホエールズ生誕の地、山口県・下関で、更に生誕の日の3月10日にオープン戦を開催。その際には当時のユニフォームの一日限りの復活や、当時の“ベビーハム”の復刻などが用意される。

 そして、“70th ANNIVERSARY GAME”も開催。その際のスペシャルユニフォームが、とても特徴的なデザインとなっている。

 ベースの青を基調に、胸の“B”は初代ホエールズの“W”を反時計回りにしたもの。横の“YOKOHAMA”のフォントは初代、レイアウトは1998年優勝時のビジターユニフォームにちなんでいる。袖とパンツのラインは川崎時代に静岡県出身の山下大輔氏の入団にちなみ変更された“お茶とみかん”のカラーリングを採用。背番号は横浜大洋時代の字体を使用し、その上のネームは、1964〜1972年の川崎時代に選手名ではなく本拠地の“KAWASAKI”と記してあったことから“YOKOHAMA”にモディファイして採用。ベイスターズ岡村信悟社長は「下関・川崎への敬意と感謝の念」をもっての言葉通りのデザインといえる。

 マルハニチロ株式会社伊藤滋代表取締役社長は「社内には1998年の優勝時に、ベイスターズが縁となって結婚した社員がいる」とのエピソードを披露し、自らもベイスターズファンで去年も観戦した際は3戦全勝と、熱い思いを語るなど、大洋時代に愛のある経営で有名だった名物オーナー“中部一族”のDNAが感じられた。

 中部オーナーといえばメジャーリーグに倣い、日本球界初となるチーム名から親会社名を外し、より一層の地域密着を掲げた功労者。マルハの大洋漁業は神奈川の地方局TVKのホエールズ、ベイスターズ戦中継でのCMで“パッ缶”、“牛丼・中華丼“や“ちくわ”などの商品を盛んに宣伝していた事を思い出されるファンも多いだろう。そんなマルハが70周年のメモリアルイヤーに、再びベイスターズにエールを送りに帰ってきてくれた。心強い援軍を得て、2019年シーズンのベイスターズは悲願のペナントを獲りに出航する。

写真・取材・文 / 萩原孝弘

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