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いつの間にか“視聴率男”に躍り出た堺雅人

 演技派俳優・堺雅人の主演ドラマ「半沢直樹」(TBS)の勢いが止まらない。

 初回の視聴率こそ19.4%で沢村一樹主演の「DOCTORS2」(テレビ朝日)の19.6%に惜敗したものの、第2話では21.8%にアップしてぶっちぎりで今クールのドラマのトップに立つと、第3話は22.9%とまたしてもアップし、4日放送の第4話は27.6%を記録。劇中で堺演じる銀行マンが放ったセリフ「やられたら、やり返す。倍返しだ!」は流行語になりそうだ。

 「TBSといえば、このところまったくドラマが当たらず、放送前の下馬評もそれほど高くなかったのに驚きの高視聴率を獲得。局内では松嶋菜々子主演の『家政婦のミタ』(日本テレビ)が最終回で記録した40.0%超えを期待する声が上がり始めている」(テレビ関係者)

 演劇にのめり込み過ぎて早大を中退してしまった堺だが、00年放送のNHK朝の連続テレビ小説「オードリー」でブレーク。同局の大河ドラマ「新撰組」、「篤姫」、映画「クライマーズ・ハイ」などでその演技力が評価され、10年7月クールの「ジョーカー 許されざる捜査官」で連ドラ初主演。08年からは「ジャージの二人」、「南極料理人」、「ゴールデンスランバー」、「武士の家計簿」など主演映画が続々と公開された。

 「役が決まったら徹底的にその役を研究してのめり込むことを繰り返して来た成果がようやく開花。同年代の俳優ではナンバー1の演技力だろう」(映画関係者)

 そして、今年4月、昨年公開の主演映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」での共演をきっかけに交際していた女優の菅野美穂とゴールイン。以前ならば菅野の方が売れっ子だったが、堺は今やすっかり“視聴率男”に。最近発売された女性誌では堺を支える菅野の“内助の功”のエピソードが報じられることが目立つ。

 演技派夫婦だけに、2人の間に子供ができればそれなりの役者に成長しそうだ。

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