その両方を兼ね備えたヤマニンエクレールをいち押し。前走で500万特別を勝ったばかりの格下馬と侮ってはいけない。勝ちタイム(2000m)1分59秒7は、この時期の3歳馬としては破格のもの。来週の皐月賞登録馬21頭を見ても2分を切った馬は一頭もいないのだ。
勝ちタイムひとつとっても、非凡な素質は一目瞭然。血統的にも阪神JF、中山牝馬Sなど4勝を挙げた名牝ヤマニンシュクルの半弟で将来は約束された逸材だ。1400mの新馬戦を好タイムで(しかも出遅れながら)圧勝したように、マイルの忙しい流れにも難なく対応できる。究極のデキに仕上がったし、差し切りが決まる。