CMについて大泉は「CMではあるんですけど、映画を撮っているような感じ。完成したものを見たら本当に映画みたいで。なんとかこのまま本当に映画にまで持っていけないかなって」と冗談を交えて述懐。「菜々緒さんも鋼太郎さんも本当に現場では役者そのもの。特に鋼太郎さんと睨み合うシーンは怖かった」としみじみ。
大泉と吉田は共にNHK大河ドラマ「真田丸」に出演しており、直接の共演はなかったものの大泉が真田信幸を、吉田が織田信長をそれぞれ演じている。大泉はその大河ドラマで、吉田演じる信長が明智光秀を思い切り欄干に打ちつけるシーンが印象的だったといい、「今回も役に気持ちがのり過ぎて殴って来たらどうしようって」と苦笑い。「大丈夫かなって。恐さがありながらの共演でした」と吉田との現場を振り返った。
菜々緒の印象については「すごく雰囲気を持った方。お会いした時は気さくにあいさつをしてくれるけど、ぱっとモニターを見てみると、変わるというか、ああ、すごい女優さんだなって」と大泉。吉田も「実際はふわっとした方。話しづらいのかなって思っていたらそんなこと全然なくて、菜々緒さんのほうから話しかけてくれた」と菜々緒に好印象を持った様子だった。
その菜々緒はこの日、ビデオメッセージで会場にコメントを寄せたが、大泉について「3年前くらいにドラマのお仕事で本当に一瞬、共演させてもらったんですけど、そのことをちゃんと覚えていてくれた。会う時はテレビで拝見するそのままの大泉洋さんなので、本当に楽しくて明るくて、お会いできると聞いてすごく嬉しかった」とコメント。吉田についても「強面のイメージがあるんですけど、すごく優しく接してくれるいい方だなと思いました」と感想を述べ、これに大泉は「ディスられたらどうしようって思っていたけどよかった」と笑顔。その後も吉田を交え、和やかに撮影秘話を明かしていた。
(取材・文:名鹿祥史)