同作は脚本を三谷幸喜氏が手がけ、主演は「半沢直樹」で“視聴率男”の称号をものにした堺雅人。その脇を大泉洋、木村佳乃、内野聖陽、小日向文世、鈴木京香、竹内結子ら豪華キャストが固める。
「昨年の『花燃ゆ』の全話平均視聴率は12.0%で12年の『平清盛』のワースト記録に並んで終了。そのため、NHKは危機感を覚え、これでもかというほどのキャストをそろえた。それでも、現場では『最低でも平均で15%は超えないと』と強気なのか弱気なのか微妙な声があがっているという」(テレビ誌ライター)
一部報道によると、主役の真田信繁(幸村)役の堺と、信繁の兄の真田信幸役の大泉、豊臣秀吉の正室・北政所役の鈴木と側室・茶々(淀)役の竹内が互いのプライドをぶつけ合いピリピリムードだというが、長澤と黒木の間にも不穏な空気が漂っているというのだ。
長澤は信繁の側室で生涯を共にするヒロイン・きり役、黒木は側室の梅役。同誌によると、長澤がNGを出しても演出家やカメラマンは画面に見とれてカットがかかるのが遅れ、堺の差し入れもたくさん食べて「太ったら堺さんのせいですよ」と楽しそうにするなど和やかなムード。
一方、黒木は台本を読みこんで役にのめり込む演技派で、いわば“水と油”のような関係。
三谷脚本は撮影前日にセリフが変わるなど当たり前で、出演者は対応してセリフを入れなおすのに必死。長澤も苦労し、NGも多かったというが、演技派として知られる黒木は長澤と一緒のシーンが多いために集中できないのかピリピリし、一時は長澤と口もきかない状態になっていたというのだ。
「演技は黒木の方が上だが、芸歴は長澤が上。そのため、黒木が先輩である長澤にあいさつに行かなかったとか、あいさつが遅れたとかで、長澤もピリピリしていたようだ」(同)
共演者のバトルだらけで、現場が“空中分解”しなければいいのだが…。