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「金を溶かしたらナンボになるのか」張本氏、日本の金メダルラッシュへの発言が炎上

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張本勲

 2日放送のTBS系『サンデーモーニング』で、張本勲氏が日本のアジア大会・金メダルラッシュについて、意図のわかりにくいコメントを行い、物議を醸している。

 番組では、日本がアジア大会で74個(放送時点、最終的には75個)の金メダルを獲得したことが紹介される。すると、張本勲氏は笑いながら、
「74個、金? 私はふざけているからね、この金を溶かしてね、今、金が値上がってるから、ナンボになるのかなと思ってね、さっきから考えてる、ふざけて」

 とコメント。思わず、関口宏が「本物の金は使ってないでしょう?」とツッコミを入れると、「いやいや、ある程度の金は使っていますよ」と張本氏が反論。日曜の朝に、高齢男性2人が意図のわかりにくい会話を繰り広げる。これには、元柔道オリンピック金メダリストの野村忠宏氏も、「ポカーン」とするしかなくなってしまった。

 張本氏はあくまでも「冗談」だったようだが、視聴者はそう受け取らなかった様子。「競技者に失礼な発言」「言って良いことと悪いことがある」「選手が聞いたら怒る」「何でも金銭に換えようとする精神が浅ましい」など、怒りの声が噴出している。

 また、「金メダルの金の含有量はわずかだけ」「塊になるほど金は含まれていない」と、関口と張本氏のやりとりについて冷静な指摘をする者もいた。

 冗談とはいえ、「金メダルを溶かして金に換えたい」という発言は、不適切といわざるを得ない。元コメンテーターの大沢啓二さんが存命なら、張本氏に「大喝」を入れていたことだろう。

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