「コアな常連さんになってくれるのは、もちろん出張族より地元の方なので、人気のコは、できるだけ地元の人に着けるようにするのは当たり前ですね」と語るのは、福島県郡山市にある某キャバクラ店長氏。郡山は、客の半数以上が出張族のサラリーマンという歓楽街なので、営業方針も自然と特殊なものになっている。
「人数で言えば、出張族は多いわけですが、地元でない方の場合、リピーターになってくれたとしても、せいぜい数か月に1度程度の来店になるんです」そのためお店側としては、売れっコや売り出したいコは、敢えて地元客優先で着けて、明らかな出張族には、「正直言えば、余ってるコをあてがうことが多い」のだそうだ。
つまり見知らぬ土地のキャバクラで、フリーでもいいコが着く方法は、地元民になりすませばいい、ということになる。東京や大阪といった大都市圏では、あまり意味のないことではあるが、地方都市などへの出張の際には、地元民に見えるようなカジュアルな服も持参するようにし、受付や客引きとの交渉では、言葉遣いやアクセントにもちょっと気をつけてみると、上客に見えるような工夫ができるわけだ。
もちろん、あくまでも傾向と対策程度の話なので、絶対の効果を望めるわけではないが、簡単なことなので、試してみる価値は大いにある。また地元民になりすますのは、男性従業員の印象を変えるためなので、席に着いてしまえば、身分を偽る必要もない。遠慮せずに、自分の言葉で女のコとのトークを楽しめばいい。
ちなみに余談ではあるが、前述の店長がこんな話もしてくれた。「個人的には、関西の方はキャバクラですごく損をしているんじゃないかと思うんですよね。言葉だけで、地元じゃないことはすぐにバレますから、少なくとも郡山では、どのお店でもいいコは着けたがらないんじゃないですかね(笑)」独特のノリのいいトークも、使いどころが大事ということだろう。
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