米倉演じる型破りなフリーの外科医の活躍を演じた「ドクターX」はこれまで放送された10月スタートドラマの初回で最高視聴率となる18.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同じ)を記録。一方、ゴールデンの連ドラ初主演となる仲演じる新人研修医の奮闘ぶりを描いた「レジデント」は8.4%といきなり1ケタを記録してしまった。
「医者としての主人公の力量がそのまま数字に反映されてしまった。『レジデント』と同じ枠に放送された7月クールのジャニーズの売り出し中のアイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演した『ビギナーズ!』も平均視聴率7.3%とふるわなかったが、どうやらTBSの同枠は数字を持ってないようだ」(テレビ関係者)
TBSといえば、一部週刊誌で近年の大幅な給与カットにより田中みな実や枡田絵理奈ら人気女子アナがひとり暮らしをやめて実家に戻ったことが報じられ、ここ数年は全日にわたって番組の視聴率が低迷。そのため、ドラマのジャンルとして高視聴率が鉄板と言われる医療ドラマも当たらないようだ。
「フジテレビの『白い巨塔』、『Dr.コトー診療所』、『医龍』など、国内の医療ドラマのみならず、海外ドラマも日本で流行ったものも多い。TBSも何とかその流れに乗って低視聴率を打開しようと試行錯誤しているようだが、7月クールでは向井理が山の診療所で奮闘するエリート外科医の主人公を演じた『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』を放送したものの平均10.1%と伸び悩んでしまった。仲は所属事務所が猛プッシュしていて、事務所との関係が悪化しないためにもこのまま視聴率が低迷するのは避けたいところ」(同)
とはいえ、仲のドラマは相手となるドラマが悪すぎたようだ。