同誌によると、メリー氏は幼くして両親を亡くすと、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長ら弟たちの母親代わりになったという。62年のジャニーズ事務所創業後は、何かトラブルがあっても、絶対にジャニー氏に影響が及ばないよう体を張って阻止し、70年にフォーリーブスのファンが補導される騒ぎがあった際も、ジャニー氏が追及されないようメリー氏が警視庁の記者クラブに行って20人近い新聞記者に対応したという。
「ジャニー氏がタレントの発掘や、ステージの演出などに集中できるように、メリー氏はいわゆる芸能界の“汚れ仕事”をすべて引き受け、まさに体を張ってジャニーズ事務所を成長させた。メリー氏もその自負があるから、自分の意見は決して曲げずに押し通す」(芸能プロ関係者)
所属していた元トップグループのあるメンバーが同誌に明かしたところによると、ジャニーズを辞めようか迷っている時、メリー氏に相談。すると、「弁護士をつけて契約書をきちんとしなさい」とあっさり言われるなど素っ気無く、カチンと来たというが、最後のあいさつに行き、そのメンバーが部屋を出た後、メリー氏は泣いてたことをほかから知らされたというのだが…。
「SMAPのメンバーもそんな風にメリー氏に相談できればよかったが、結局、マネジメントは退社した元チーフマネージャーが一手に引き受けていたので、メリー氏に相談できるような関係ではなかった。メリー氏がSMAPに目をかけていれば、解散が避けられたはず」(芸能記者)
女帝が君臨し続ける限り、ジャニーズの体質は変わらないようだ。