ミスターIWGPをワナにはめる。
29日の後楽園ホール大会で、新日プロの永田&“野人”中西学組を迎え撃つ炎武連夢。永田から不完全燃焼ファイトだったと聞かされた田中が「そういうコメントを出せんくらいにエルボー打ち込んだるから。勝つのは当たり前。覚悟して来いよ」と強烈な“弾丸”を放ったかと思えば、大谷も「新日本の悪い体制が体に染みついてる。何に対しても上からものを言ってるよ」と猛バッシングを展開した。
また、永田とは3度目の対戦ということもあり、田中は「本気がどれくらいかわからんけど、真正面からいくだけ。炎武連夢ならリング上でパッと新技も出るでしょう」とニヤリ。さらに大谷は「永田と田中の決着を見てみたい。永田から(フォールを)獲った方がスッキリするんじゃない」と永田を追い込むべくバックアップを約束した。
頂上決戦を前に、なにやら自信満々の炎武連夢だが、何か策があるというのか。大谷は次のように指摘する。
「タッグチームとして中西を操れる人間はいない。唯一永田裕志だけが操れる。そこだけがいいところ」とズバリ。その上で「司令塔の役割を果たしている永田を潰せば、暴れている中西を抑えつけるのは困難」と永田潰しに狙いを定めた。
では、一体ミスターIWGPをどのようにして手玉にとろうというのか。大谷は「永田コンピュータを壊すにはキレさせるしかない。怒らせてキレれば(集中力も)持続しない」。永田のおどろおどろしい“キラーファイト”を敢えて引き出してワナにはめるという。
「怒らせた永田を料理するもよし、暴走した中西をじっくり料理するもよし」と目をギラつかせた大谷。“キラートラップ”を仕掛け、永田を手玉に取る構えだ。