この日、約10年ぶりに再会した両雄。会うなり抱擁を交わし、昔話に花を咲かせるなど和やかムードで会談は進んだ。
しかし、小川の話になると猪木の表情は曇る。小川に「今回も何か起こってほしい」と前回12・20有明大会のような暴走ぶりを期待しつつ、さらに「その時は(ハンセンに)ひと暴れしてほしいな」と依頼。これにハンセンも「その時によるでしょう」とまんざらでもない様子。小川はバーネット、猪木に加え、ハンセンも敵に回した格好だ。
その裏には、IGF認定王座が見え隠れ。猪木は「獲るために燃えている選手を歓迎。小川もベルトに色気を出してもらっていい」。新たな策略をチラつかせ始めたIGF。すべては“暴走”がカギを握る。