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月覇権戦争

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画像はイメージです。

 日本初の本格的な月探査衛星「かぐや」の打ち上げが9月13日(予定)に迫った。この探査衛星「かぐや」、なんと14種類もの観測機器を搭載して「月誕生の謎」に迫るという。通常の観測衛星に搭載する観測機器が3、4台というからこの「かぐや」が日本の最先端技術の結晶ともいえる期待の衛星だということは疑いようがない。宇宙関係に限らず各方面の研究者たちも「月と地球の因果関係については解明されていないことのほうが多い」とこの探査衛星がもたらす貴重な情報が地球環境など私たちの生活に直結する部分に多くの影響を与えると歓迎ムードに包まれている。あとは打ち上げの成功を祈るばかりだと思っていた9月の始めNMRに驚くべき情報が飛び込んできた。
 「月探査衛星『かぐや』に15番目の装置が搭載されたようです。それこそが地球人と地球外生命体との新たな関係を築く第一歩になるのではないでしょうか」
 その情報の内容は、公式発表では14種類と言われている「かぐや」搭載の観測機器にある種類の装置が秘密裏に搭載されたというもの。いわゆる「十五夜お月様」に引っ掛けた可能性もあるが、その装置は地球外生命体の情報に関わるものだというのだ!確かに月に関しての情報はエキセントリックなものが多い。「アポロ11号が月に上陸した映像はハリウッドの特撮だ」「月はダイヤモンド鉱石でできてる」「月の裏側には妖精が住んでいる」などにわかには信用できないものがほとんどだ。

 しかし、多くの話に真っ向から批判を繰り広げる研究者も「月は地球外生命体の着陸惑星である」という話になると急にトーンを下げてしまう。
 「実は地球を観測するのにもっとも便利な星…それこそが月なのです。その月に地球外生命体が基地を作っていてもなんら不思議はない」。そう前置きした上で、ある研究者は「かぐや」が背負っているもう一つ重要任務について口を開いた。
 「中国・米国・イギリスと世界では今後、月探査衛星の打ち上げラッシュが控えています。空前の『月ブーム』の到来。しかも、中国とインドに至っては有人飛行で月への上陸を試みようとしているほど。米国はさすがに一歩先を進み月に探査基地を建設することを具体的に考えているのですが…結局『月ブーム』の正体はますます加熱する「月覇権戦争」そのものなのです。その先陣として打ち上げられる「かぐや」に搭載された15番目の装置。それは日本と米国を結ぶ装置。すなわちわれわれと地球外生命体を結ぶ装置なのです」
 その研究者は米国と日本が共同で月の開発に取りかかっていることを示唆した。まさに驚くばかりの証言であるがそれは決して突飛な話ではない。日本は物を宇宙に飛ばすという技術に関しては中国にすら遅れをとるが、通信、観測、分析など機器、計器類の開発や安定性にかけては十分に技術大国の面目を保っている。米国とは足りない所を補えるベストパートナーシップが成り立つのだ。しかし前出の研究者は米国との安易な共同歩調に警笛を鳴らす。
 「パートナーを疑うのは問題がありますが、アメリカがこれまで多くの犠牲を出しながら集めてきた地球外生命体の情報を気前よく提供するでしょうか?常識から考えて疑問が残ります。「かぐや」の観測期限は1年間。もし、打ち上げに成功し観測を始めながら途中でなんだかの故障が起きた場合、米国との関係に重大な問題が発生したと考えていいでしょう」
 今回の探査衛星は米国が月に基地を建設するための当て馬にされるという可能性。それでは今回のプロジェクトにたいしての巨額の投資がすべて無駄になってしまう。しかし、日本独自の探査研究で導き出せる成果には限りがあるのが現実だ。この国が地球外生命体に対する研究を怠ってきたきたツケはこのようにして表面化してくるのである。「かぐや」の打ち上げは多くの研究が飛躍的に進歩する画期的な出来事。しかし、NMRはお祭り騒ぎに埋没することなく、地球外生命体の研究に国家ぐるみで取り組む必要性をこれからも訴えてゆきたい。

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