同ドラマ枠は『渡る世間は鬼ばかり』、『HOTEL』などを生み出したTBSの看板枠だが、7月9日から始まる蓮佛美沙子主演のドラマ『37.5℃の涙』がラスト作品になる。TBSが大英断に踏み切った一番の理由は、莫大な制作費削減。視聴率と制作費のバランスが完全に破綻しているのだ。
「ドラマ一本当たりの制作費は平均すると一本5000万円〜になってしまう。当然、求められる視聴率は最低10%台。だが、直近で放映された大島優子主演の『ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜』や、その前クールに放映された田中麗奈主演の『美しき罠〜残花繚乱〜』などは共に視聴率が5%台をウロウロ状態でした。もうスポンサーが出稿できないと、万歳をしたんです」(大手広告代理店シンクタンク)
スポンサーに見捨てられたドラマ枠のなれの果ては超ミジメだ。
「お金が余って仕方がないスポンサー以外、どこにも相手にしません。TBS局内はこれを緊急事態とし、株価が下がらないうちに木曜21時枠の廃止に踏み切ったんです」(事情通)
ドラマ枠廃止の後は、制作費一本当たり1000万円でも制作できるバラエティー番組を立ち上げるという。
「現在、旅番組を検討しています。企画書が集まらないため、日テレで蹴られた企画書を放送作家に再提出してもらっている」(TBS関係者)
TBSは再生できるのか?