問題の放送は10月13日、AKB48の冠番組「なるほど! ハイスクール」にて。この日は『AKB48vs元アイドルvsおネエ』と題しての2時間の豪華特番。元アイドル48人やおネエタレント48人がそれぞれ気になる業界の裏側を明かしていくという構成で、元アイドルの恋愛事情なども明かされるなど盛りだくさんの内容。
特に、パワフルなオネエタレント勢による『AKBにもの申すランキング』では彼女らの勢いがヒートアップ! 色々と大胆な意見が飛び出す中、『もの申すランキング』で1位になったのは、毒舌でも知られるミッツ・マングローブによる「おブスちゃんが混ざっている」、しかもミッツは該当するメンバーを名指しで指名したのだ!
ミッツに“おブス”と言われてしまったのは峯岸みなみと松原夏海。峯岸は、はるな愛にも「すっぴん見たけどちっちゃなおじさんみたい」と言われてしまった。そしてもう一人、ミッツに「香ばしさでいったら、一番目が離せなかった」とされたのが松原夏海。彼女はミッツに「AKBには入れただけでもうけもの」とまで言われる始末。更には松原がオネエの並ぶひな壇席へ移動し、オネエの中で一番可愛いCOCOさんがAKB48のひな壇席へ移るというトレードをする結果に。これには流石にファンからも心配する声が上がっていたが…。
番組では散々な言われようだった松原だが、彼女はAKBの中でも向上心の高い努力家で、へこたれない芯の強い性格と聞く。実際に番組内でも「ニューハーフの人に『あなたニューハーフ?』って聞かれたことあるんです」と自ら答えたり、ひな壇でもオネエの中で馴染んでみせていた。自身のブログでも、この席移動を「私、変なとこに着席してます(笑)」「私、しっかり女です。まぁおいしかったと思おうではないかっ」と、イジリをネタに活かす柔軟性と強さを見せていた。
勿論、ミッツも「おブス」の件について番組中で「このくらいのグループだったら一人二人くらい」と言っている。人数が多いために、どうしても目をひく子とそうでない子が出てしまうのは仕方がないことである旨を述べているので、バラエティでよくあるイジリの一つであって決してけなす意味では無かったことも判る。
峯岸の方も、放送当日にブログ等に寄せられたファンの心配する声に「優しいコメントありがとう! 全然大丈夫だよっ」と感謝した上で「KABA.ちゃんさんが収録後『これでチャラねぇ』と、飴ちゃんをくれたことは忘れません(笑)」と、共演したオネエの皆さんについても配慮を忘れずに書いていた。
番組内で先輩アイドルやオネエ等とのやりとりをこなし、少々キツ目のイジリもネタとして昇華させていたAKB48の面々。彼女達も何年か後には自身が先輩アイドルとして、今回の共演者達のように後輩に対して『アイドルとは何か』を教えられるようになっていくのだろうか。日々成長していく彼女達の今後が楽しみだ。