関がテレビやイベントなどを通じて紹介して来た未来の世界の姿を独特の視点で書き出す本書。関は「テレビ番組で紹介しているものも含め、世の中が今後どういう形で進化していくかを書いています。30年後の未来についてもそうですし、テクノロジーの進化に伴い、30年後に起こると思われていたことが今後3年後になりますよといった内容も含まれています」と本書の内容を語る。
また、記者の質問に応じる形で今年一年も振り返り、「新しい文明が幕を開けていると思います。精神テクノロジー文明の時代です。宇宙開拓という時代もそこまで来ていると思います。宇宙意識を持つのが今後の人類の新しいスローガン。日本人もそういう時代をもっと受けて入れていかないといけない」とメッセージを送る。
「『令和』という新元号にも、神のお告げを聞いて話をなすという裏のメッセージが込められているんです。見えないものを否定する人は創造性が豊かじゃない。今一度意識を切り替える準備をしていくタイミングです」と今後の社会についても警鐘を鳴らすと、「来年は2020年。オリンピックに沸き上がる年になると思うんですけど、その裏で起こる政治のニュースにぜひ着眼してください。私の言っていることがわかると思います。みんなの心が一つになるオリンピックが過ぎると、やって来るのは分断の社会です」と意味深な笑みを浮かべて話していた。
(取材・文:名鹿祥史)