これは日本三大稲荷のひとつとされる愛知県の豊川稲荷にある霊狐塚(れいこづか)で撮影された写真なのだが、この写真には「狐の霊」らしきものが写りこんでいるという。
写真右上に注目していただきたい。光る木の左側に黒い色をした狐のような「なにか」がハッキリと写りこんでいるのがおわかりになるだろうか。
この写真が撮影された豊川稲荷の霊狐塚であるが、写真を見ておわかりのように大量の狐の像が安置されている。その数およそ1000体以上。しかも狐の顔はそれぞれすべて違っているというから驚きである。この大量の狐の像は霊狐塚で願いが叶った参拝者が感謝をこめて奉納したものだという。しかし、多くの狐の像が座っているなか、狐のような首が空に浮いているなんて、そんな出来すぎた話があるだろうか。
果たしてこの狐のような黒い物体は何物なのだろうか。
山口敏太郎事務所は2006年に本ミステリー記事で船橋市某所で撮影されたという「狐の生首写真」を紹介したことがある。船橋市の狐の生首写真には非常に恐ろしい都市伝説、怪談話が隠れていたのだが、今回の霊狐塚で撮影された写真はいったいどのような経緯で現れるに至ったのだろうか。
山口敏太郎事務所は占い師で写真鑑定士でもある霊能者「ハッピーコーディネーターMIHO♪」女史に話を聞いてみた。
「こちらの狐の首ですが特に悪い霊、良い霊というわけではありません。豊川稲荷はもともと狐の神がたくさんいる場所です。写真に写っている狐は他の狐と遊んでいるだけで特になにか理由があって現れたわけではありません。言ってみれば、仲間がたくさんいるので輪に入りたい狐ちゃんが偶然遊びにきていた、そんな感じに見えますね。そのためこの写真は特に悪いものでも、めでたいものでもありません」
とのことである。偶然、他の狐ちゃんが遊びにきていた、とはなんとも微笑ましい話である。しかし、そんなオープンな場所だからこそ豊川稲荷には今でも多くの参拝客がやってくるのだろう。
豊川稲荷で似たような写真が撮られた方は是非、山口敏太郎事務所まで情報をお寄せいただきたい。
(山口敏太郎事務所)