「ここ5年はEXILEが3連覇、その後にAKB48が2連覇しているが、当日の審査会の前に大賞受賞歌手が決定しているのが現状。90年代前半からある芸能界の大物が賞レースを仕切る“デキレース”の構図は変わらない」(音楽記者)
一部メディアによると、今年の大賞はリーダー・HIROが年内で“勇退”するEXILEと相変わらず出せばミリオンのAKBが熾烈な大賞争いを繰り広げていると報じていたが…。
「その実力者は、マンネリを打破しようと、今年活動再開したサザンオールスターズを担ぎ出そうとし混乱させたようだが、“調整”の結果、結局、EXILEに決まったようだ。とはいえ、事前に大賞が決定する現状はいかがなものか。そろそろ音楽ファンの公開投票形式にした方が良さそうだ」(同)
一方、紅白は演歌界の大御所・北島三郎が今年で紅白“卒業”を表明したため、ほかに目玉歌手の出場はなし。能年玲奈、小泉今日子らブームを巻き起こした朝の連続テレビ「あまちゃん」の主要キャストが出演するコーナーが設けられ、なんとセクシータレントの壇蜜もゲスト出演者として出場歌手の歌に合わせ日本舞踊を披露することも発表されるなど、何やら混沌とした番組構成になりそうだ。
「紅白はヒット曲もないのに“政治力”で出場している数人の演歌歌手たちがいたり、レコード会社の“枠”で出場歌手が決まったりこちらもレコ大と同じように音楽界の“暗黙の了解”を引きずったまま。このままだと視聴率は年々低下する一方」(芸能記者)
レコ大も紅白も音楽ファン離れを食い止めるため“21世紀バージョン”にリニューアルした方が良さそうだ。