会場となった都内のホテルに招待されたのは、フォトアルバムを購入した500名(事前申請)、最新アルバム「0と1の間」を購入した300名(抽選)の計800名。フォトアルバム購入者は「レジェンドファン」として、メンバーが出迎える中、久々の再会となったメンバーとファンも少なくなかったようで、「久しぶり!」「元気だった?」などの声が飛び交った。
高橋みなみは「私たちの未来を信じ、(今回のイベントの)チケットを捨てずにいてくれた皆さん、本当にスゴイ!」と挨拶。イベントのセットリストは、まず現役メンバーが最新シングル「唇にBe My Baby」などのシングル曲を、その後、「言い訳Maybe」「フライングゲット」「ヘビーローテーション」を当時のオリジナルメンバーが披露。前田敦子や大島優子が久しぶりにAKB48のセンターを務めた。そんな中、久しぶりのダンスに息を切らしたり、立ち位置や振りを間違ってしまい、現役メンバーにツッコまれてしまう卒業生も。
また、AKB48の黒歴史として「AKB48運営の失敗の歴史ベスト5」も発表され、1日で終了した「MVP制度」や、いつの間にかなくなった「金魚鉢のライブ配信」などがランクイン。「あった! あった!」「懐かしい!」「え、何これ!」と、メンバーと会場からは笑いが起こった。続いて、フォトアルバム発売当時の在籍メンバーである1期、2期、3期が、現役メンバーと卒業生が一緒になり、それぞれパフォーマンス。歌唱後には、当時の思い出を語ると共に、近況を報告し合い、ステージ上での同窓会となった。
最後には、レジェンドファンとメンバーの記念撮影やお見送りも行われ、約8年前に約束した記念イベントは、無事に現実のものとなった。なお、AKB48劇場では、12月8日に、オープン10周年を迎え、特別記念公演が行われる。
【高橋みなみコメント】
私たちの未来を信じ、(今日のイベントの)チケットを捨てずにいてくれた皆さん、本当にスゴイ! レジェンドファンの皆さん、私たちAKB48の10周年祭にお越しいただき、ありがとうございます。僭越ながら、私、高橋みなみがご挨拶させていただきます。あと2日で、AKB48は10周年という節目を迎えます。10年前、7人のお客様しかいず、私たちの未来はどうなるのか…と思いながら過ごしていました。今、(レジェンドファンの)この顔ぶれを見たとき、感動して泣くんじゃないかと思っていましたが、ちょっと面白くなってしまいました。みんな、歳とったね! でも皆さんがこうして来てくださって嬉しいです。AKB48も、もう10年が経ちました。自分の夢に向かって歩き出す者、女性の夢をつかむ者、そして今現在もメンバーとして活動する者、個々様々ですけど、一瞬でも皆様に応援していただいたことを忘れたことはありません。皆さんに応援してもらったというのが私たちの人生の財産です。苦悩していた私たちを応援してくださった皆さん、そして今、支えてくださる皆さんがいなければ、私たちは今日ここには立ててませんでした。本当に今日この日を迎えられて、すごく、すごく幸せです。感謝の気持ちと恩返しの気持ちを込めながら、そしてこれからもAKB48として未来向かって頑張っていくメンバーが皆さんに応援してもらえるように祈りを込めながら、10周年祭を開催させていただきます。