2013年7月期に放送された前作の最終回視聴率は、42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。平成の民放連ドラ1位を記録し、決めゼリフの「倍返し」が流行語になるなど、社会現象を巻き起こした。
前作は、作家・池井戸潤氏の“半沢シリーズ”の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作だ。今作はその続編の「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を映像化。続編は、半沢が出向先の東京セントラル証券に赴任するところからスタートする。
「堺は半沢役の“色”が付いてしまうことを嫌がり、なかなかクビをタテに振らなかった。しかし、その後、ヒット作に恵まれなかったこともあり、6年越しで続編の制作をOKした。高視聴率ゲットに向け、今から局内の士気は高まっている」(TBS関係者)
来年1月3日には、スピンオフ作品として「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ〜盗まれた半沢直樹のパスワード〜」を放送し、俳優の吉沢亮が主演を務める。
TBSは来年「半沢イヤー」として局を挙げて盛り上げる構えで、同作はその幕開けを飾る。ヒロインを女優の今田美桜が務め、緒形直人、尾上松也、井上芳雄、北村匠海らが出演。おそらく、スピンオフ版のキャスト陣が本編にも引き続き出演しそうだが、堺が続編出演に当たってある要求を突き付けていたというのだ。
発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)によると堺の事務所からTBSにドラマの色を変えるため、堺以外のキャストの総入れ替えの要求があったという。
しかし、すでに上戸彩や北大路欣也ら前作のキャストのスケジュールを押さえていたため総入れ替えはできず。前作キャストの出演シーンを減らす方向で調整しているというのだ。
堺の事務所の要求が視聴率にどう影響するのか注目される。