毎日王冠は外から強襲され、3着に終わったが、1枠1番でなかったなら、競り合う自分の型に持ち込み、チャンスをモノにしていたはず。2連覇を阻止されたとはいえ、先行馬の中で唯一、上位争いに加わっているし、酷量59kgを背負ってレコードの3着だから、負けて強しだ。
1年前と比較しても、実力はいささかも衰えてはいない。強敵になるアドマイヤムーン、メイショウサムソンがいずれも休み明けなのに対して、1度使われた強みもある。今度は斤量58kgをはじめ、すべての点で上積みは大きい。道悪馬場も他が苦にする分、有利になるし、いよいよ2連覇が濃厚。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
アドマイヤムーンとメイショウサムソンはやはり、4カ月ぶりの不利は否めない。底力を認めても、評価は○▲までだ。前哨戦をレコードで快勝したチョウサンも侮れない。