インタビュアーの二宮和也は「20歳だとやっぱり(ファッションに)興味はありますか?」と騎手として活躍していても、年ごろの気持ちが藤田にあるのか質問。藤田は「やっぱりオシャレとかしたいなって思うんですけど、休みの日が(週に)1日しかないので…。月曜日が毎週休みなんですけど、月曜日以外は馬に乗っているので、なかなかオシャレする時間もないんですけど」と厳しいスケジュールのため、オシャレを楽しむ時間がなかなか確保できないのだという。
次に、藤田が騎手を目指したキッカケについて語る。「(小学6年生の時に)休みの日にチャンネル回してて、たまたま(競馬中継を)見たと思うんですけど、馬に乗っている人がすごいカッコいいなって思って」とテレビで見た騎手の姿に憧れを抱き騎手を志したようだ。
そして、藤田はその後、騎手を養成する競馬学校に進学。だが、その競馬学校のカリキュラムがとても厳しかったようで、まず、毎日体重測定があり、前日より体重が500グラム増えていると罰作業をやらされるらしい。
罰作業をやりすぎてしまうと最悪、退学になる恐れがあるようで、体重管理はとてもシビアなのだという。さらに、携帯電話を使うのも原則禁止で、二宮は「俺は発狂するよ。電波がなくても発狂してるもん」と携帯電話を使えないことへの恐怖を口にした。
また、藤田は「騎手の賞金はレース賞金の5パーセント」と騎手の賞金について説明。「(賞金の)80パーセントくらいは馬主さんがもらうんですよね。調教師の先生が10パーセントくらいで、馬の担当の厩務員さんが5パーセントくらいで…」と、あまり騎手は賞金がもらえないようだ。
藤田はかわいらしさだけで持ち上げられているわけではなく、昨年15勝(うち地方競馬1勝)あげるなど実力でも評価を集めている。今後の活躍に大いに期待したい。