◆シリーズ毎に新しい私服を設定 単行本巻末に豊富な設定資料集
『ネギま!』に登場する女の子達は基本的に学校の制服を着ているが、バトルの時はそれぞれの戦闘スタイルに合わせた戦闘用衣装に着替えるし、休日や街に出かけるときは勿論私服を着用する。
単行本の巻末に収録されている設定資料集では、シリーズ毎に新たにキャラの私服がデザインし直されている。濃密なネームと過剰なサービス精神が赤松さんの漫画の特徴だが、こういう細かい点でも読者が飽きないよう拘りを見せているようだ。
◆背景やモブキャラは緻密に設計されたポリゴンで 「分厚い」原稿
『ネギま!』の作りこみの細かさは、キャラ以外にも背景などにもあらわれているようだ。
巨大な学園都市やファンタジックな魔法世界が舞台となる本作だが、頻繁に登場する学校の教室や武闘会場といった背景ステージは、ほとんどアシスタントの製作したCGで描かれている。
CGは設計するのは大変とはいえ、一度作ってしまえば360度どの角度からでも、何度でも正確な背景を描き出すことができる。背景だけでなく一部魔法の武器などもCG化されている。
そうやって作り出した背景に、別工程で描いたキャラや吹き出し、アイテムなどを「貼り重ねて」いく。そのため『ネギま!』の完成原稿は分厚く重いらしい。まさにデジタルとアナログの融合と言えそうだ。(小山内)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/