◎マジェスティハーツ
サマーマイル第一戦。トップハンデはサダムパテックの58キロ。それに続く57.5キロが、重賞5勝目を狙うクラレント、昨秋のマイルCS2着のダイワマッジョーレ、中京を最も得意とするフラガラッハの3頭。実績的にこの4頭のいずれかという気もするが、馬齢やハンデを考えると今一つ強気に押せない。ちょいと捻って56キロのマジェスティハーツを狙ってみたい。
ハーツクライ産駒で中長距離を中心に使われてきたが、ブルードメアが短距離向きのボストンハーバーであることも影響しているのか、これまで度々、折り合い面の弱点を見せてきた。血統云々よりも、本質的には「ペース如何」の馬のように思う。
前走エプソムCは、出遅れた上にスローペース。懸命に追い上げたものの0.4秒差6着までがやっとだった。重賞でも何度か好戦しているように通用する力は持っている。折り合い、出遅れ癖と不安材料はあるが、ペースさえ向けば、実績上位馬に1.5〜2キロのアドバンテージを生かして勝利する可能性があるのでは。
【馬連】流し(8)軸→(1)(5)(7)(15)
【3連単】フォーメーション(8)→(1)(5)(10)→(1)(5)(7)(10)(15)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。