稲村はこの日、巨大モニターと映像演出を掛け合わせた迫力の“デジタル始球式”を決行し、全力の神スイングも披露。プロ野球開幕を前に、「わたしもシーズンイン。今、体作りをしています」と嬉しそうに話し、「始球式に呼ばれることはありがたいです。今年は143試合くらい呼ばれたらいいな」と意気込み。
騒動については、「びっくりしました」と振り返り、球児に体を触られたと報道されたことについて、「お尻は触られていないし、上も触られたらわかるので、触られていたら怒っています」と改めて否定。岡田が生徒の走り寄る様を「金八先生のオープニングのシーンみたいでしたね」と述べると、稲村もこれに同調。「金八先生の気分を味わえた」と笑顔でコメントした。
騒動がありながらも始球式には今年も前向き。「ダブルヘッダーくらいなら余裕でやれます。投球も今、最高が103キロ。今シーズンどうにかしてスピードアップしたい」と話してやる気満々。プロ野球の順位予想についても「巨人が今年は強いと思います」と持論を展開。
「先発投手も4枚揃っていて、誰を使っても抑えられる。ピッチャーがしっかりしているチームは強いと思うんです」と巨人を分析すると、注目の選手についても「阪神の糸井嘉男選手。なんといっても体がバキバキ。投手だとDeNAの井納翔一選手。わたし、投げ方が似ているといわれているので注目したいです」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)