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ノア 森嶋がGHCヘビー級王者・潮崎に挑戦状

 プロレスリング・ノアのシリーズ最終戦が22日、東京・後楽園ホールで行われ同社社長・三沢光晴さんの急死を乗り越え完走を果たした。同時に次期シリーズでのジュニアヘビー級タッグリーグ戦の開催を発表。さらにGHCヘビー級王者の潮崎豪に新たな挑戦者が現れるなど、方舟マット内が活性化の一途をたどっている。

 三沢さんの魂は方舟マットで生き続ける。
 この日、2300人超満員のファンがつめかけた後楽園ホール。試合開始前に三沢さんの追悼が行われ、選手全員が黙とうを捧げた。テーマ曲でもある「スパルタンX」が流れ、会場は大「ミサワ」コールに包まれた。
 そんな中、次期シリーズ(7月12日〜25日)で行われる予定のジュニアタッグリーグ戦の出場メンバーが発表され、仲互いしていた昨年度王者チームKENTAと石森太二が復縁。現GHCジュニアヘビー級王者のKENTAは「(三沢さんの死は)全然信じられないし、信じたくない気持ちがある。今こういう状況になって、これからノアを引っ張っていくのはオレ達。(ノアが)よくなることが社長への恩返しになる」と今は亡き三沢さんに誓っていた。

 動きがあったのは何もジュニアだけではない。ヘビー級では今シリーズ秋山準が王座を返上し、潮崎が新王者に就いた。そしてシリーズ最終戦では早くも次期挑戦者候補として名乗りをあげる人間が出てきた。
 選手会長の森嶋猛だ。森嶋はこの日、杉浦貴と組み、高山善廣&佐野巧真と対戦。勝利を収めた。
 試合後、森嶋は「この状況で下を向いている場合じゃない。いつでもオレはこのシリーズ、上の人間に(ベルト)挑戦をアピールしてきたつもり」とキッパリ。
 さらに「(GHCタッグは)オレと佐々木(健介)さんでいつでも挑戦できるものはあるから。シングルでもタッグでも関係なく、ベルトを狙っていく」とGHCタイトル戦線に名乗りをあげた。
 今シリーズが終了し、休む間もなく騒がしくなってきたタイトル戦線。三沢さんの遺志を継いだ選手達はより一層激しさを増し、内部での戦い活性化につながっている。

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