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オリックス、遠のくCS…福良監督「フォークを振らされた」楽天・則本に14三振で完敗!

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オリックス福良監督(右)と西村ヘッドコーチ

オリックス 0-4 東北楽天(21回戦)
※オリックス7勝13敗1分け
▽6日 ほっともっとフィールド神戸 観衆10,057人

 CS進出のためにはこれ以上の負け越しが許されないオリックスが、最下位の楽天との神戸2連戦を連敗してしまった。

 前夜、シーソーゲームでの敗戦という嫌なムードを払拭したいオリックスだったが、楽天の先発、則本昂大を前に2回、吉田正尚、中島宏之、小田裕也の3安打でチャンスを作るも大城滉二が併殺打に倒れてしまう。3回も先頭の若月健矢が内野安打で出塁も、ここから則本のギアが上がり、この回は福田周平、宗佑磨、ロメロを、回を跨いで4回は吉田正と中島を5者連続三振に斬って取る。

 オリックスは前回、勝ち星がつかなかったものの、好投を見せた東明大貴が先発登板。東明は初回からピンチを招くも粘りのピッチングを披露。しかし4回、先頭の銀次に二塁打を打たれると、続く島内宏明にタイムリーを浴びて先制を許してしまう。ただその後は6回2死まで粘投を続けて、それ以上の失点は許さず、2試合続けて先発としての役目を果たし、本人も「追い込んでからのタイムリーは反省しなければいけませんが、バックのいい守備にも助けてもらい、なんとか最少失点で粘ることができました」と手ごたえを感じたようだ。

 継投に入ったオリックスは山田修義、近藤大亮、澤田圭佑が8回まで好投し、打線の援護を待つが、則本の奪三振ショーは止まらず、自身最多の14奪三振を記録されてしまう。試合が動いたのは最終回。前日、島内に逆転ホームランを打たれた黒木優太が5番手ピッチャーとして登板すると、いきなり5連打され3失点。黒木は1アウトも取れないままマウンドを降りた。黒木の後を受けた岸田護が無失点で切り抜けたが、最終回で4点ビハインド、前日の登板で良かった頃のキレを取り戻したかのように見えた楽天のクローザー松井裕樹の存在は重かった。松井はロメロ、吉田正、中島のクリーンナップを3人で打ち取りゲームセット。

 試合後、福良監督は東明の粘りのピッチングを評価しながらも、「援護がないね」とわずか4安打に倒れた打線について触れ、「則本は前回は攻略したんだけど、きょうはフォークが良かった。全部振らされた」と則本にあっぱれなコメントを残している。この連敗により、3位日本ハムとは9ゲーム差に。オリックスは移動日なしで、7日から10ゲーム差の2位ソフトバンクと福岡ヤフオクドームで3連戦を行う。3連勝して7ゲーム差にまで近づけるしか奇跡を呼び込む方法はない。この3連戦はローチ、山岡泰輔、西勇輝の3投手が先発予定。勝ち越しプラスアルファが欲しいところだが、西武と優勝争いを繰り広げているソフトバンクも落とせない試合なだけに、簡単にはいかないだろう。

 福岡決戦で望みを繋ぐのか?それともさらにCSが遠のいていくのか?もう負けるわけにはいかない。

文・写真 / どら増田、舩橋諄

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