壇蜜と林の対談を記した本『男と女の理不尽な愉しみ』(集英社新書)の中で、「出会いがない」と嘆く女性に、壇蜜は「そういう人には、私は必ず『損してみたら』と言いますね。多くの女性って、ずっと『得したい』と思ってきたわけですよ。できるだけ、損をしないように生きてきた結果、いまがあるんですよね。だったら、いっぺん損をしてみるのもいいんじゃないかと思うんです」と語っていた。
この内容に「すごい気になりまして…」と興味を示す稲垣吾郎。壇蜜は「私の人生のモットーとして、しなくてもいい苦労をするっていうのがあって。しなくてもいい苦労をすると、自分に若干の余裕と愛情が広がっていくような気がして」とあえて損をすることで得られるものもあるのではと口にする。
林は「『こんな男と付き合ったって仕方ないな…』って思っても、言い寄られたらちょっと付き合ってみて、なんか無駄な時間も過ごしてみて、そこで初めてわかる愛情だとか男の人の良さもあるってこと?」と質問。
「相手もそれを無駄だと思っていたら、それは問題かもしれないけど、相手が楽しそうにしてるんだったら、そこに価値が出てくるなって思って…」と語る壇蜜に、「女神のようじゃないですか」と林は感動の声を上げる。
番組を見ていたツイッターユーザーは「しなくてもいい苦労をする…すごい方だ、壇蜜さん」「壇蜜さんの考えいいなぁ」「人生のモットーがしなくてもいい苦労をする…すごいですね壇蜜さん。」などなど、壇蜜の考えを支持する意見が多く寄せられた。
我々では想像もつかないような様々な経験を積んできたであろう壇蜜。常識にとらわれない彼女の感性は、生きづらい世の中に新たな指針を与えてくれる存在なのかもしれない。